「核心」に向き合う。去っていった人たちと、踏み出した人たちの境界線。

核心を見ている


「早くこの痛みだけを消してほしい」
「この症状を何とかして欲しい」

整体の現場に立っていると、そんな正直な本音を耳にします。 でも、本当の意味で「治癒」が起きるとき、そこには避けては通れないプロセスがあります。

それは、その人の痛みや症状の原因である何らかの**「核心」**に向き合うことです。

「核心」は、あなたの最も弱い場所

核心とは、その人の生き方の癖だったり、長年蓋をしてきた感情だったり、無意識に自分を縛っている考え方や信念のようなものです。

正直に言いましょう。 自分のそういった核心に向き合うのは、実はものすごく怖いです。 生理的に、無意識的に。なぜなら、そこは「弱点」そのものだから。

自分を守るために必死に隠してきた場所に光を当てるのは、身を切るような勇気が要ります。

去っていった人たちのこと

当院に来られ、この核心に向かう最中に、静かに去っていった方たちも少なくありません。

私はそのことを「逃げた」とか「悪いことだ」とは全く思いません。 あのもどかしいすれ違いの瞬間、彼らにとっては「核心に触れないこと」が、自分を崩壊させないための精一杯の選択だったのだと、類推されます。

そういう無意識の選択だったと思います

「怖い」と感じることは、次の一歩に繋がる

一方で、当院に通い続け、不調から抜け出していった方たちは、ほとんどこの核心と向き合うプロセスを通っています。

そういう準備が整っていたのだと思います。

そういう準備の一つとして、核心に触れるのが怖いと知ることがあると私は思います。

「怖い」と感じることは、決して弱さではありません。 むしろ、それは**「いつか踏み出すための勇気」を構成する、大切な材料**なのです。 怖さを知って、少しでも慣れたなら、勇気が出るかも知れません。

焦らなくていい。ただ、知っていてほしい

今、もしあなたが自分の不調の根本に向き合うのが怖くて、足がすくんでいるのなら。 どうか、そんな自分を責めないでください。

治癒とは、戦いではありません。 あなたが「そろそろ、あの場所を覗いてみてもいいかな」と思えるまで、心と体の準備を整えていくプロセスです。

私は、あなたがその一歩を踏み出す準備が整うのを、ここでじっと待っています。 その核心の先にある、本当の自由を一緒に見つけにいきましょう。