不登校の状態にある小中学生は昨年度、34万人余りにのぼり、11年連続で増加して過去最多となったことが文部科学省の調査でわかったそうです。
不登校の原因についてはいろいろあると思いますが、私が思う原因のひとつに、社会が正しいと思っている価値観が変わったことだと思います。
ひと昔前までは、いい学校へ行き、いい会社に就職すれば、ある程度幸せになれるという幻想があったのですが、現在それは崩れつつあると思います。
こつこつ努力しても、報われなくなってきている。
下手したら、使いつぶされるだけだと。
それより、個性的で自分らしく自由に生きることが賞賛される。
そういう空気が、親や先生を含めた大人に少しづつ広がり、学校に行かせることの大義が薄まっているのではないかと思います。
ここは一旦、「今の日本の社会において教育とは何なのか?」を再定義する必要があると思います。
今までは、「会社、工場など近代的な労働に最適化された労働者の育成」だったと思います。
結果は、労働力の安い外国に仕事が取られやすく、国民は疲弊してしまいました。
私が思う、今必要な教育とは「情報を適切に取り扱える国民の育成」です。
インターネット、スマホの普及によって、情報がいくらでも入ってくる状況で、適切に必要な情報を見分けられることは、あらゆる点で成果を発揮すると考えます。
新しい教科となっていいと思います。
とにかく、教育、学校は転換期を迎えてますね。