子どもの起立性調節障害で来院されるとき、ひとつ治癒の鍵になるのが、親御さんの気持ちです。
当然、親御さんは不安や心配をお持ちです。
ただ、この不安や心配の感情がとても強い場合、問題のある行動をしてしまう事があります。
よくあるのが、ドクターショッピングです。
東京のあのお医者さんが・・・
大阪のあの病院が・・・
と、あちこちに子どもを連れ回す。
良いと言われる病院などに、行く事が悪いわけではありません。
ただ、親御さんの不安や心配の感情を和らげる言い訳のために、あちこちに行こうとする事があります。
これだと子どもは、疲弊してしまい、症状を悪化させてしまうかも知れません。
また、不安だと子どもの症状の悪い点ばかりに目が行きがちになり、親子関係が悪化するかも知れません。
まず、親が乗り越える
では、親はどうすれば良いのか?
それは「覚悟」を決める事です。
どんな覚悟かと言いますと、
「子どもがどんな状態になろうとも、必ず受け入れる。」
と言う気持ちです。
この心境に至るまでには、恐らく様々な葛藤を乗り越える必要があると思います。
でも、不可能ではありません。
当院に来られた多くの親御さんが、こういう心境に近づかれました。
冷静さと余裕
この心境に達すると、親御さんに冷静さと余裕が出てきます。
親の肚が座ると、子どもも冷静になり、余裕が生まれます。
そうなると、親は子どもの事がよく見える様になります。
良い変化に気づき易くなり、施術の成果を感じて施術を継続します。
子どもはリラックスしてストレスが減り、施術も効果的になります。
こうなれば、改善間違いなしです。
これが勝ちパターンですね。