静かな部屋にいるはずなのに、耳の奥や頭の中で鳴り響く「キーン」「ジー」という音。 耳の中に水が入ったときのような、膜が張ったような「ギューッ」とした詰まり感。
「静かに過ごしてリラックスしたいのに、この音が邪魔をして心が休まらない…」 「相手の会話が聞き取りづらくて、聞き返すのも申し訳なくて愛想笑いしてしまう…」
静寂が奪われてしまった毎日のなかで、常に頭のどこかが神経質になり、すっかり心が疲れ切ってはいませんか?
耳鼻科に行って聴力検査や鼓膜の検査、画像診断を受けてみても、 返ってくるのは「異常はありません」「加齢ですね」「上手につき合っていくしかありません」という素っ気ない言葉だけ。
血流を良くするお薬やステロイド、気休めのビタミン剤を飲み続けてはいるけれど、すっきりしない違和感は残ったまま。 「一生この音と付き合っていかなきゃいけないの?」と、出口の見えない暗闇の中にいるような孤独感を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。
でも、まず最初にお伝えさせてください。 あなたが苦しんでいるその違和感は、気のせいでも、あきらめるべきものでもありません。
耳そのものの構造(パーツ)に問題がなくても、首や頭蓋骨の緊張、あるいは自律神経システムが過剰な警戒態勢に入り、「音や圧力を感知するセンサーが過敏になりすぎている」というお身体からの切実なSOSサインなのです。
まずは一度、「なんとか音を消さなきゃ」「気にしないようにしなきゃ」と緊張させていた身体の力を、ふっと抜いてみてください。 ここへ辿り着いてくださったあなたに、なぜ病院で「異常なし」と言われる耳鳴りや耳の詰まり感が起きるのか、施術者としての目線でお話しさせてください。
当院の見立て
病院の検査は「鼓膜の破れ」や「内耳・聴神経の物理的な破壊(病変)」を見つけるのは得意ですが、首筋の微小な引きつれ、頭部(顎関節や頭蓋骨)の圧迫感、あるいは自律神経の乱れによるセンサーの過敏化といった「機能的な問題(システム上の誤作動)」までは捉えることができません。
当院では、耳の聞こえ方や違和感を抱えるお身体を観察する際、以下のようなポイントに着目しています。
① 脳の過覚醒(警戒モードによる音の拾いすぎ)
自律神経が交感神経優位(緊張・警戒モード)になると、脳は危険をいち早く察知しようとして、周囲の微細な音まで過剰に拾い上げようとします。本来なら危険が去れば元に戻るはずですが、警戒モードが解除されないままだと、脳は「拾わなくてもいい音」を拾い続けてしまい、心身ともに疲弊してしまいます。
② 特性・体質(HSP:感覚の鋭さ)
生まれつき感覚が非常に鋭いHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)タイプの方は、聴覚のセンサーも非常に過敏です。周囲の人が気にならないレベルのノイズや環境音であっても、脳が過剰に反応してエネルギーを消耗してしまうことがあります。
③ 環境:音の過剰負荷(脳のPA機能の低下)
工場の機械音などの大騒音環境や、イヤホンでの大音量リスニングなどは、脳の中で音量を調整する「PA(音響調整)機能」を著しく疲弊させます。その結果、音のブレーキが効かなくなり、本来遮断すべき雑音までダイレクトに脳へ届いてしまうようになります。
④ 心理:「音を探してしまう」意識のループ
実は、健康な人でも静かな環境に入ると「キーン」「ジー」という体の微小なノイズは発生しています。通常は脳が自動的にノイズキャンセリング(無視)してくれていますが、「また鳴っているのでは…」という不安から意識を耳に集中させてしまうと、脳が「これは重要な情報だ」と誤認し、音を拾い上げるループが作られてしまいます。
当院でやること
当院で行うのは、身体に強い刺激を与えない優しい無痛の整体施術と、無理なく取り入れられる簡単な対処法(装着するだけのシンプルな工夫など)です。
まずは整体によって、全身に力が入っていた「警戒モード(過覚醒)」をフッと解除し、脳と自律神経が「もう安全だ」と認識できる環境を整えていきます。
脳の自動ノイズキャンセリング機能がふたたび正常に働きだし、静寂を取り戻せるよう、私がしっかりとお手伝いいたします。
「一生この音と付き合うのかな…」と諦める前に、まずは一度、お気軽にご相談ください。
無痛整体 無為楽堂