自己開示は心の健康指標

当院では、カウンセリングで出来るだけお客さんに話をしてもらうようにしています。

内容は何でも良いです。

好きな事でも、愚痴でも、体の事、心配事。

注目しているのは、自己開示してるか?という点です。

自己開示、つまり自分の内面をさらけ出せるという事は、自分や他人を信頼しているからできる事です。

心が健康な状態ですね。

自己愛とも関係していると思います。

逆に自己開示できない状態、人に自分の事を話せない状態は、自分や他人を信頼できない、許せない、嫌い、怖いという気持ちだと思います。

これが重度になると、実際に人との接触を断ち、引きこもりの様な状態になるのだと思います。

程度で考えると、

自己開示できない、軽度

人との話が続かない、かみ合わない、一方的に話をしてしまう。

人間関係が疲れる。

自己開示できない、中程度

家族や特定の人としか会話出来ない。

新しい人間関係が作れない。

用がないと出歩かない。

自己開示できない、重度

引きこもる。

誰かに監視されている被害妄想が出る。

トラウマが何度も思い出される。

誰ともしゃべりたくない。

誰にも理解されないと感じる。

希死念慮。

自傷行為。

自己開示できるようにするには?

近道はなく、地道に話を聞いて、信頼関係を作り、外の世界で居場所を作り、自信をつけるしかないと思います。

当院をそのためのきっかけになればと思っております。